オーストリア少女監禁事件
オーストリア少女監禁事件(オーストリアしょうじょかんきんじけん)は、1998年3月2日、オーストリア・ウィーンにおいて、当時10歳の少女ナターシャ・カンプッシュ(Natascha Kampusch、1988年2月17日-)が誘拐された事件。
ナターシャは8年間、ヴォルフガング・プリクロピル(Wolfgang Priklopil、1962年5月14日 - 2006年8月23日)に監禁されていたが、2006年8月23日に男の家から脱出し、ウィーン近辺で警察に保護された。その後、男は列車飛び込みで自殺した。
事件以来、ナターシャは、事件の後遺症を抱えつつ、正常な生活を送ろうと努力している。
2010年9月16日に、監禁生活の苦悩を綴った自叙伝『3,096 Days』を出版し、自らの体験とともに、警察の杜撰な捜査に対する批判を綴った[1]。2011年には、自伝の印税と寄付金を使ってスリランカに小児病院を建設[2]。同作は2013年に映画『3096日』としても公開された。
日本では、2020年1月15日放送の『ワールド極限ミステリー 3時間SP』(TBSテレビ)にて、当事件の特集が放送された。
脚注
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関連項目
- ストックホルム症候群
- 監禁
- 女性が長期間にわたり監禁されたのち保護された事件
外部リンク
- CNN.co.jp : 8年前に誘拐の女性を保護、逃走成功か ウィーン - ワールド 2006年8月24日
- livedoor ニュース - オーストリアの監禁少女、「ご主人さまと呼ぶように言われたが拒否」と告白 2006年8月29日
- Austrian girl says refused to call captor "master" - Yahoo! News 2006年8月28日(英語)
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