カナリア鳴いた頃に
「カナリア鳴いた頃に」 | ||||||||
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WANDS の シングル | ||||||||
初出アルバム『Version 5.0』 | ||||||||
B面 |
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リリース | ||||||||
録音 | 2021年 | |||||||
ジャンル |
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レーベル | D-GO | |||||||
作詞 | 上原大史[1] | |||||||
作曲 | 柴崎浩[1] | |||||||
プロデュース | 長戸大幸 | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
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WANDS シングル 年表 | ||||||||
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「カナリア鳴いた頃に」(カナリアないたころに)は、WANDSの楽曲である。2021年6月9日に18枚目のシングルとしてD-GOより発売された。
概要
WANDSの2021年第一弾シングル。そして初のノンタイアップシングルである。表題曲の「カナリア鳴いた頃に」は、2021年5月4日に行われたJAPAN JAM 2021のステージで初披露された[7]。
カップリングでは第3期のWANDSの第5期Ver.が収録されており、通常盤のカップリングには「Brand New Love」の新録が、初回限定盤には「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」の新録がそれぞれ収録されており、初回限定盤には「カナリア鳴いた頃に」のミュージックビデオのメイキング映像を観ることができる"SPECIAL MOVIE視聴用シリアルナンバー"が封入された[8]。
楽曲内容
表題曲「カナリア鳴いた頃に」は2021年の頭より制作が開始された。制作にあたりメロディに重点を置いたとし、ギター1本の弾き語りでも完結できる曲をコンセプトにしたという。基となったのはギターの柴崎浩が過去に作ったデモの一つであり、このデモをボーカルの上原大史に渡し歌詞が書かれていった。元々のデモはWANDS用にアレンジしたものではなかったという。歌詞に関しては男性目線のものと女性目線のものの2パターンを作成したが、最終的に女性目線の方を採用した。鳥の名前を使い、何かの鳥が鳴くというフレーズを歌詞に入れたいと考えた上原はいい鳥を調べ、見た目も綺麗で普段はあまり鳴かないが春から夏頃にかけてよく鳴くというカナリアを採用した。いいメロディの曲だった為いい歌詞を書かなければいけないという不安もあった中歌詞が完成した。これまでの楽曲と違いテンポがゆったりした曲であったと上原はデモを聴いて感じ、この曲に合わせ歌い方も変えたという。柴崎は上原の出来上がった歌詞や歌の世界観を得てデモからサウンドのテイストは大きく崩さなかったという[9][10][11]。柴崎がレコーディングで使用したギターはミュージック・ビデオでも弾いているThree Dots Guitarsのセミアコースティックギターである[12]。
カップリングに収録されたリメイク楽曲の選曲は、スタッフと共に昔からのファンの聴きたそうな曲も考慮して行われた。初回限定盤に収録された「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」は、1997年に発売された第3期の第1弾シングルの曲。原曲と違い楽器を前面に出したハードロック調のアレンジが行われた[13]。通常盤に収録された「Brand New Love」は1998年に発売された第3期WANDSの第2弾となるシングルの曲。2020年に行われた配信ライブ「WANDS Streaming Live 〜BURN THE SECRET〜」でも披露した流れから制作が決まった。「Brand New Love」のサウンドはオリジナルに忠実にアレンジしたというがボーカルは攻撃的に攻めたといい、表題曲の「カナリア鳴いた頃に」の歌唱とは対比したものに仕上がったという[14][15]。
ビデオ
ミュージック・ビデオ
2021年5月17日よりオフィシャルYouTubeチャンネルで表題曲「カナリア鳴いた頃に」のミュージック・ビデオが公開された[16]。尚、2021年4月より活動を休止しているキーボードの木村真也は本作のミュージック・ビデオの撮影には参加していない[注 1][18]。
リリック・ビデオ
2021年7月にクリエイターのkairiが手掛けた「カナリア鳴いた頃に」のリリックビデオが公開された[19]。
評価
専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
Billboard JAPAN | 肯定[20] |
BARKS | 肯定[8] |
「カナリア鳴いた頃に」についてBillboard JAPANは「ある意味意表を突いたミディアムバラードだ。メロディー、歌詞、ボーカル、サウンド、そのすべてが繊細に共鳴しあい形成された美しくやさしい1曲。」と評している[20]。BARKSは、「WANDSの新境地を示す1曲だ。絵画的な風景表現、叙情的なメロディが織り成す繊細な仕上がり。消えることない想いを歌詞に紡いだ上原のボーカルとサウンドが重なり合い、一編の物語を編んでいくようでもある。」と評している[8]。
収録曲
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 | 時間 |
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1. | 「カナリア鳴いた頃に」 | 上原大史 | 柴崎浩 | 柴崎浩 | ||
2. | 「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう [WANDS第5期ver.]」 | 小松未歩 | 小松未歩 | 柴崎浩 | 12thシングル。 | |
合計時間: |
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 | 時間 |
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1. | 「カナリア鳴いた頃に」 | 上原大史 | 柴崎浩 | 柴崎浩 | ||
2. | 「Brand New Love [WANDS第5期ver.]」 | 坂井泉水 | 綿貫正顕 | 柴崎浩 | 13thシングル。 | |
合計時間: |
収録アルバム
- Version 5.0(#1)
出典
注釈
- ^ レコーディングにも木村は参加していないが、CDのジャケットアートワークには木村も登場している[14][7][17]。
出典
- ^ a b “WANDS、新境地の新曲「カナリア鳴いた頃に」6・9発売 名曲の第5期ver収録”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2021年4月10日). https://www.oricon.co.jp/news/2190086/amp/ 2021年7月2日閲覧。
- ^ “6/21付週間シングルランキング1位は乃木坂46の「ごめんねFingerscrossed」”. ORICON NEWS. オリコン株式会社 (2021年6月18日). 2021年7月2日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Top Singles Sales”. Billboard JAPAN. 2021年7月2日閲覧。
- ^ “オリコン週間 合算シングルランキング 2021年06月07日~2021年06月13日 31~40位 | ORICON NEWS”. ORICON (2021年6月21日). 2023年8月11日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Top Download Songs | Charts”. Billboard Japan (2021年6月16日). 2023年8月11日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Hot 100 | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2021年6月16日). 2023年8月11日閲覧。
- ^ a b “WANDS、「カナリア鳴いた頃に」アートワークに療養を発表した木村真也の姿も”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2021年5月9日). https://www.barks.jp/news/?id=1000201162 2021年7月2日閲覧。
- ^ a b c “WANDS、新曲にして通算18thシングル「カナリア鳴いた頃に」を6月リリース”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2021年4月10日). https://www.barks.jp/news/?id=1000199739 2021年7月2日閲覧。
- ^ WANDS『【インタビュー】WANDS、18thシングルに新たな表情と自信「まさに別れと強さです」』(インタビュアー:山本弘子)、ジャパンミュージックネットワーク株式会社、2021年6月9日。https://www.barks.jp/news/?id=1000202860。2021年7月2日閲覧。
- ^ WANDS『WANDSが語る第5期のアイデンティティ「カウンター精神があるかもしれない」』(インタビュアー:Satoshi Shinkai)、CCCミュージックラボ株式会社、2021年6月30日。https://rollingstonejapan.com/articles/detail/36097/3/1/1。2021年7月2日閲覧。
- ^ WANDS『WANDSが語る第5期のアイデンティティ「カウンター精神があるかもしれない」』(インタビュアー:Satoshi Shinkai)、CCCミュージックラボ株式会社、2021年6月30日。https://rollingstonejapan.com/articles/detail/36097/4/1/1。2021年7月2日閲覧。
- ^ WANDS『【インタビュー】WANDS、18thシングルに新たな表情と自信「まさに別れと強さです」(2ページ目)』(インタビュアー:山本弘子)、ジャパンミュージックネットワーク株式会社、2021年6月9日。https://www.barks.jp/news/?id=1000202860&page=2。2021年7月2日閲覧。
- ^ WANDS『WANDSが語る第5期のアイデンティティ「カウンター精神があるかもしれない」』(インタビュアー:Satoshi Shinkai)、CCCミュージックラボ株式会社、2021年6月30日。https://rollingstonejapan.com/articles/detail/36097/5/1/1。2021年7月2日閲覧。
- ^ a b WANDS『【インタビュー】WANDS、18thシングルに新たな表情と自信「まさに別れと強さです」(3ページ目)』(インタビュアー:山本弘子)、ジャパンミュージックネットワーク株式会社、2021年6月9日。https://www.barks.jp/news/?id=1000202860&page=3。2021年7月2日閲覧。
- ^ WANDS『WANDSが語る第5期のアイデンティティ「カウンター精神があるかもしれない」』(インタビュアー:Satoshi Shinkai)、CCCミュージックラボ株式会社、2021年6月30日。https://rollingstonejapan.com/articles/detail/36097/6/1/1。2021年7月2日閲覧。
- ^ “WANDS、シングル「カナリア鳴いた頃に」MV公開 現体制初のライブツアーも”. Real Sound (株式会社blueprint). (2021年5月17日). https://realsound.jp/2021/05/post-761518.html 2021年7月2日閲覧。
- ^ “WANDS、シングル『カナリア鳴いた頃に』ジャケットアートワーク公開”. Real Sound (株式会社blueprint). (2021年5月11日). https://realsound.jp/2021/05/post-758443.html/amp 2021年7月2日閲覧。
- ^ “WANDS木村真也、健やかな心身を取り戻すため活動休止”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年4月24日). https://amp.natalie.mu/music/news/425874 2021年7月2日閲覧。
- ^ “WANDS、クリエイターkairiが手掛けた「カナリア鳴いた頃に」リリックビデオ公開”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2021年7月17日). https://www.barks.jp/news/?id=1000205097 2021年8月6日閲覧。
- ^ a b “WANDS、新曲にして通算18thシングル「カナリア鳴いた頃に」を6月リリース”. Billboard JAPAN (株式会社阪神コンテンツリンク). (2021年6月9日). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/100770/2 2021年7月2日閲覧。
外部リンク
カナリア鳴いた頃に - 歌ネット
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メンバー |
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シングル |
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アルバム |
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楽曲提供 | 声にならないほどに愛しい (MANISH) - このまま君だけを奪い去りたい (DEEN) - 君が欲しくてたまらない (ZYYG) - Please Please Me, LOVE (Mi-Ke) | ||||||||||||
映像作品 | |||||||||||||
WANDS加入前・脱退後 | |||||||||||||
関連項目 | 織田哲郎 - 栗林誠一郎 - 坂井泉水 - 長戸大幸 - -真天地開闢集団-ジグザグ - BREAKERZ - B ZONE - B-Gram RECORDS - GIZA studio | ||||||||||||
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