チャン・チャン
座標: 南緯8度6分40秒 西経79度04分32秒 / 南緯8.11111度 西経79.07556度 / -8.11111; -79.07556
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チャンチャン遺跡の壁面レリーフ | |||
英名 | Chan Chan Archaelogical Zone | ||
仏名 | Zone archéologique de Chan Chan | ||
登録区分 | 文化遺産 | ||
登録基準 | (1), (3) | ||
登録年 | 1986年 | ||
備考 | 危機遺産(1986年 - ) | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
使用方法・表示 |
チャン・チャン(ラテン文字表記:Chan Chan、ムチク語:Jang-Jang)は、ペルー共和国北西部トルヒーリョ近郊にある遺跡。チムー文明の首都で、チャンチャンとは「輝ける太陽」の意。
1986年に世界遺産に登録された、南米最大の古代都市。太平洋岸に位置する。
主な遺構
建物の壁は日干し煉瓦で作られており、部屋どうしの仕切りは、砂漠地帯特有の暑さを和らげる目的で、風通しの良い網目状になっている。
シウダデラ
王の宮殿。一人の王のために一つのシウダデラが作られ、敷地内には9つある。シウダデラの最奥は王の墓となっている。
公開されているものの一つは、高さ 10 m、底辺 7 m のアドベ(土)の城壁で囲まれており、入り口は 2 m ほどの狭い通路の一箇所のみ。城壁の内側には、約 6000 平方メートル(サッカーコートとほぼ同じ)の広場を持つ。
アウディエンシア
シウダデラ内で、王への貢物を献上するための場所といわれる。
部屋ごとに異なるレリーフによって装飾がなされており、それぞれのレリーフは貢物の種類を表し、貢物の種類によって部屋を使い分けていたと考えられている。
灌漑用水路
全長 74 km、幅 10 m の灌漑用水路(カナール)跡。アンデス山脈の雪解け水を農地へ導いた。
チャン・チャンの風景
- 広大なチャンチャンの模型。これでもすべては収まってはいない。
- 網目状の壁。本来の高さは3m程度と推測されている。
- アウディエンシアのレリーフ。海鳥は海産物(魚)を表すとされる。
- 波に乗ってやって来る多くの魚。大漁を表しているといわれる。
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登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
- (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
- (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、チャン・チャンに関連するメディアがあります。
- 世界遺産:チャンチャン遺跡 (ペルー観光情報サイト)
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