ペンタフルオロフェノール

ペンタフルオロフェノール
Pentafluorophenol
識別情報
CAS登録番号 771-61-9
PubChem 13041
ChemSpider 12499
UNII A2YCF0YUHA
EC番号 212-235-8
  • C1(=C(C(=C(C(=C1F)F)F)F)F)O
  • InChI=1S/C6HF5O/c7-1-2(8)4(10)6(12)5(11)3(1)9/h12H
    Key: XBNGYFFABRKICK-UHFFFAOYSA-N
特性
化学式 C6HF5O
モル質量 184.06 g mol−1
外観 白色固体または無色液体
融点

32.8 °C, 306 K, 91 °F

沸点

145.6 °C, 419 K, 294 °F

危険性
GHSピクトグラム 腐食性物質急性毒性（低毒性）
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H302, H312, H314, H315, H319, H335
Pフレーズ P260, P261, P264, P270, P271, P280, P301+312, P301+330+331, P302+352, P303+361+353, P304+340, P305+351+338, P310, P312
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ペンタフルオロフェノール(Pentafluorophenol)は、化学式C6F5OHの有機フッ素化合物（フルオロアルコール）である。フェノールの過フッ素化アナログである。白色で無臭の固体で、室温を少し超えると融解する。pKaは5.5で、最も酸性度の高いフェノールの一つである。

利用

ペプチド合成に用いることのできる活性エステルである、ペンタフルオロフェニルエステルの合成に用いられる[1]。

危険性

「重篤な火傷症状や眼へのダメージ」を引き起こすため、経口摂取、皮膚、吸入による毒性を持つと考えられる[2][3]。

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ Jones, Keith; DeAmicis, Carl (2009). "Pentafluorophenol". Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis. pp. 1–9. doi:10.1002/047084289X.rp026。
  2. ^ “Pentafluorophenol SAFETY DATA SHEET”. Thermo Fisher Scientific (January 18, 2018). 26 February 2021閲覧。
  3. ^ “Pentafluorophenol”. PubChem. National Center for Biotechnology Information (February 20, 2021). 26 February 2021閲覧。