マスラク
この項目では、イスタンブールの地区について説明しています。チェコの陸上競技選手については「パベル・マスラク」をご覧ください。 |
マスラク (Maslak) は、トルコ、イスタンブール市街地のヨーロッパ側に位置するサリエル(英語版)地区の主要な業務地区のひとつ。基礎自治体であるサリエルやベシクタシュに近いところにあるが、かつては、別の基礎自治体シシュリ(英語版)の飛地であった。このため2012年10月18日にトルコ議会の内務委員会の承認を経て、マスラクの管轄権はシシュリからサリエルに移管された。
マスラクは、近傍のレベント(英語版)業務地区と、超高層建築物の建築プロジェクトを競い合っている。現在のところ、マスラクで最も高い建物は[1]、47階建の「スパイン・タワー (Spine Tower)」で、高さは 202メートルに達しているが[2][3]、マスラクで(また、イスタンブールやトルコ全体でも)最も高くなる建設中の建物は「ダイアモンド・オブ・イスタンブール (Diamond of Istanbul)」であり[4]、中央部で連結された3棟のタワーのうち最も高いものは地上53階建で、完成すれば 270メートルに達し、隣接するレベント業務地区にあり、目下のところイスタンブールでもっと高い54階建261メートルの「イスタンブール・サファイア (Istanbul Sapphire)」を上回ることになる[5]。また、ダイアモンド・オブ・イスタンブールは、トルコにおける最初の鋼鉄造の高層建築となる見込みであるが、これは、例えばアメリカ合衆国における状況とは異なり、コンクリート造よりも鋼鉄造の方がコストがかさむという事情がある。鋼鉄造が選ばれた理由には、イスタンブールが活断層に沿って立地しており、鋼鉄造の方が地震への耐性が比較的大きいことがあったが、耐火の観点ではコンクリートの方が優れている。
イスタンブール地下鉄のM2(英語版)には、「İTÜ-Ayazağa」駅(İTÜは、イスタンブール工科大学のこと)と「Atatürk Oto Sanayi」の2駅があり、マスラク業務地区や近隣の住区に便利である。
イスタンブール工科大学アヤザー・キャンパス
イスタンブール工科大学が構える5つのキャンパスのうち、アヤザー・キャンパス (Ayazağa Campus) は、マスラクにある。
- キャンパス内の湖。
- キャンパス内のスタジアム。
脚注
関連項目
- en:Levent
- en:Bankalar Caddesi
- en:List of tallest buildings in Istanbul
- en:List of tallest buildings in Turkey
- en:Architecture of Turkey
外部リンク
- Maslak: Maslak Plazem
- Maslak Haberleri: Maslak Haberleri, Maslak Bilgileri
- Emporis: Skyscrapers of Maslak financial district
座標: 北緯41度06分32秒 東経29度01分16秒 / 北緯41.10889度 東経29.02111度 / 41.10889; 29.02111
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