マリアーノ・バロッソ(スペイン語: Mariano Barroso, 1959年12月26日 - )は、スペイン・バルセロナ出身の映画監督・脚本家[1]。2018年6月からスペイン映画芸術科学アカデミー(AACCE)会長を務めている。
経歴
1959年にカタルーニャ地方のバルセロナに生まれた。アメリカ合衆国・ロサンゼルスにあるアメリカン・フィルム・インスティチュートとユタ州にあるサンダンス・インスティテュート(英語版)で映画製作を学び、マドリードのテアトロ・エスパニョール(英語版)とウィリアム・レイトン研究所で舞台製作を学んだ。
1982年以降に19本の作品を監督している。1993年に制作した初長編作品『Mi hermano del alma』はベルリン国際映画祭でプレミア上映され、チェコのカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭では作品賞を受賞した。スペイン国内ではゴヤ賞とサン・ジョルディ映画賞で新人監督賞を受賞した。1996年に制作した『Éxtasis』はハビエル・バルデム主演のドラマ映画であり、第46回ベルリン国際映画祭のコンペ部門に出品された[2]。1999年のスリラー映画『Los lobos de Washington』はエドゥアルド・フェルナンデスが主演であり、ハビエル・バルデムがプロデューサーを務めている。2014年には『Todas las mujeres』でゴヤ賞の脚色賞を受賞した。2018年には在任中に脳卒中で倒れて退任したイボンヌ・ブレイクの後任として、スペイン映画芸術科学アカデミー(AACCE)会長に就任した。
フィルモグラフィー
- 1993年 Mi hermano del alma
- 1996年 Éxtasis
- 1999年 Los lobos de Washington
- 2000年 Kasbah
- 2005年 Hormigas en la boca
- 2012年 Lo mejor de Eva
- 2013年 Todas las mujeres
受賞とノミネート
映画祭
- マラガ映画祭
年 | 作品 | 部門 | 結果 |
2005 | 『Hormigas en la boca』 | 審査員特別賞 | 受賞 |
作品賞 | ノミネート |
- トゥールーズ・スペイン映画祭
年 | 作品 | 部門 | 結果 |
1999 | 『Los lobos de Washington』 | 監督賞 | 受賞 |
作品賞 | 受賞 |
映画賞
- ゴヤ賞
年 | 作品 | 部門 | 結果 |
1993 | 『Mi hermano del alma』 | 新人監督賞 | 受賞 |
2008 | 『Invisibles』 | ドキュメンタリー賞 | 受賞 |
2014 | 『Todas las mujeres』 | 脚色賞 | 受賞 |
- フェロス賞
年 | 作品 | 部門 | 結果 |
2014 | 『Todas las mujeres』 | コメディ作品賞 | ノミネート |
- サン・ジョルディ映画賞
年 | 作品 | 部門 | 結果 |
1993 | 『Mi hermano del alma』 | 新人監督賞 | 受賞 |
2014 | 『Todas las mujeres』 | スペイン作品賞 | 受賞 |
- スペイン映画批評家協会賞
年 | 作品 | 部門 | 結果 |
2006 | 『Hormigas en la boca』 | 脚色賞 | ノミネート |
2014 | 『Todas las mujeres』 | 脚色賞 | ノミネート |
- トゥリア賞
年 | 作品 | 部門 | 結果 |
2014 | 『Todas las mujeres』 | 特別賞 | 受賞 |
脚注
- ^ “Mariano Barroso”. spainisculture. 2012年1月1日閲覧。
- ^ “Berlinale: 1996 Programme”. ベルリン国際映画祭. 2012年1月1日閲覧。
外部リンク
- Mariano Barroso - IMDb(英語)
典拠管理データベース |
---|
全般 | |
---|
国立図書館 | - スペイン
- フランス
- BnF data
- カタルーニャ
- ドイツ
- イスラエル
- アメリカ
- チェコ
|
---|
その他 | |
---|