リボルバー・リリー
リボルバー・リリー | ||
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著者 | 長浦京 | |
発行日 | 2016年 | |
発行元 | 講談社 | |
ジャンル | スパイ、アクション | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
ページ数 | 656 | |
公式サイト | https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000212888 | |
コード | ISBN 978-4-06-293917-1 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『リボルバー・リリー』は、2016年発表の長浦京原作の日本のスパイ・アクション小説。講談社より出版された。2016年版「週刊文春ミステリーベスト10」第12位[1]。第19回大藪春彦賞受賞作[2]。2023年に映画版が公開された[3][4]。
あらすじ
大正時代末期の東京。小曽根百合はかつて“リボルバー・リリー”の異名をとった敏腕スパイであったが、今は東京の花街の銘酒屋で女将をしていた。
しかしある日、消えた陸軍資金の鍵を握る少年・慎太と出会ったことで、百合は慎太と共に陸軍の精鋭部隊から追われる身となる。
映画
リボルバー・リリー | |
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Revolver LILY. | |
監督 | 行定勲 |
脚本 | 小林達夫 行定勲 |
原作 | 長浦京 |
製作 | 紀伊宗之 高橋大典 石塚紘太 溝畠三穂子 |
製作総指揮 | 和田倉和利 |
出演者 | 綾瀬はるか 長谷川博己 羽村仁成(Go!Go!kids / ジャニーズJr.) シシド・カフカ 古川琴音 清水尋也 ジェシー(SixTONES) 佐藤二朗 吹越満 内田朝陽 板尾創路 橋爪功 石橋蓮司 阿部サダヲ 野村萬斎 豊川悦司 |
音楽 | 半野喜弘 |
撮影 | 今村圭佑 |
編集 | 今井剛 |
制作会社 | シネバザール エピスコープ |
製作会社 | 「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズ |
配給 | 東映 |
公開 | 2023年8月11日 |
上映時間 | 139分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
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2023年8月11日公開。監督は行定勲、主演は綾瀬はるか[5][6]。撮影は茨城県つくばみらい市[7]・笠間市[8]、三重県桑名市[9]、群馬県沼田市[10]、静岡県裾野市[11]、神奈川県鎌倉市[12]で行われた。
映画あらすじ
小曾根百合は、かつて『リボルバーリリー』と異名を取る腕利きの女スパイだったが、10年以上前に姿を消していた。
関東大震災の翌年の大正13年(1924年)、秩父の洋館に謎の男たちが押し入った。当主の細見欣也の居所を白状せず、無惨に殺される家族と使用人たち。床下に隠れていた息子の慎太は、逃げて山小屋に住む国松に助けを求めた。そこに現れる父親の細見欣也。彼は列車に乗るはずが追っ手に気づき戻って来たのだ。全てを察してライフルを2丁用意する国松。慎太に重要書類を託した欣也は、「玉ノ井の小曾根百合を訪ねろ」と言って息子一人を逃がし、国松と共に追っ手を迎え撃った。
東京の歓楽街・玉ノ井でカフェを営む小曾根百合は、秩父で国松が細見一家を惨殺したと報道で知った。細見や国松は百合の昔の仲間らしく、真相を探りに秩父に向かう百合。国松の小屋は銃撃戦で半壊し、陸軍の軍人たちが何かを探していた。
密かに立ち去り列車に乗った百合は、車内で陸軍の軍人に襲われる慎太を助け、列車から飛び降りて慎太を守りつつ逃避行を開始した。
慎太が父親から預かった書類を自分に届けようとしていたと知る百合。それは、陸軍が戦争開始のために極秘で用意した莫大な裏金の隠し場所を示す文書だった。細見欣也は戦争を回避するために、その金を反戦主義の海軍軍人・山本五十六に託そうとしていたのだ。
欣也の遺志を継いで、山本のいる海軍省に向かう百合と慎太。陸軍は東京の各地を封鎖して2人を攻撃した。山本五十六の元にも知らせが届いたが、自国の陸軍に兵も向けられず、待つことしか出来なかった。
愛用のリボルバーを手に死闘を続け、血まみれになって海軍省に慎太を送り届ける百合。山本五十六は、この金で戦争回避の努力をすると約束した。海外に留学する慎太を見送った百合は、新たに襲って来た敵にリボルバーを向けた。
キャスト
- 小曾根百合:綾瀬はるか
- 岩見良明:長谷川博己
- 細見慎太:羽村仁成(Go!Go!kids / ジャニーズJr.)[13]
- 奈加:シシド・カフカ
- 琴子:古川琴音
- 南始:清水尋也
- 津山ヨーゼフ清親:ジェシー(SixTONES)[14][15]
- 平岡:佐藤二朗
- 植村:吹越満
- 三島:内田朝陽
- 小沢:板尾創路
- 升永達吉:橋爪功
- 筒井国松:石橋蓮司
- 山本五十六:阿部サダヲ
- 滝田:野村萬斎
- 細見欣也:豊川悦司
- 風鈴屋:アフロ[16]
- 暗殺者X:鈴木亮平[17]
スタッフ
- 原作:長浦京『リボルバー・リリー』(講談社文庫)
- 監督:行定勲
- 脚本:小林達夫、行定勲
- 音楽:半野喜弘
- 企画・プロデュース:紀伊宗之
- エグゼクティブ・プロデューサー:和田倉和利
- プロデューサー:高橋大典、石塚紘太、溝畠三穂子
- キャスティング:杉野剛
- 音楽プロデューサー:津島玄一
- 宣伝プロデューサー:杉田薫
- ラインプロデューサー:竹岡実
- 撮影:今村圭佑
- 照明:中村裕樹
- 美術:清水剛
- 録音:伊藤裕規
- 装飾:田口貴久
- 編集:今井剛
- シニアVFXスーパーバイザー:尾上克郎
- 衣装デザイン監修:黒澤和子
- ヘアメイクデザイン:稲垣亮弐
- スタントコーディネーター:田渕景也
- 配給:東映
- 制作プロダクション:シネバザール、エピスコープ
- 制作協力:東映東京撮影所
- 製作:「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズ(東映、ホリプロ、テレビ朝日、KDDI、講談社、朝日放送テレビ、GYAO、ダイバーシティメディア)
受賞
- 第48回報知映画賞 主演女優賞(綾瀬はるか)
- 第47回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞(綾瀬はるか)[18]
脚注
- ^ “週刊文春ミステリーベスト10 2016年【国内部門】第1位は『罪の声』”. 文春オンライン. 文藝春秋 (2016年12月1日). 2023年5月26日閲覧。
- ^ “大藪春彦賞に長浦京さん”. 日本経済新聞. (2017年1月24日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG23HBE_U7A120C1000000/ 2019年8月19日閲覧。
- ^ “行定勲監督×「孤狼の血」紀伊宗之氏タッグでハードボイルド「リボルバー・リリー」映画化!”. 映画.com. (2022年2月18日). https://eiga.com/news/20220218/1/ 2023年8月20日閲覧。
- ^ “大藪春彦賞受賞『リボルバー・リリー』、映画化決定 行定勲がアクション映画に意欲”. Crank-in!. February 18, 2022閲覧。
- ^ “綾瀬はるか“最強のダークヒロイン”に 映画『リボルバー・リリー』長谷川博己、羽村仁成らキャスト発表”. ORICON NEWS (oricon ME). (2022年2月28日). https://www.oricon.co.jp/news/2269426/full/ 2023年2月28日閲覧。
- ^ “綾瀬はるか、映画「リボルバー・リリー」に主演 ダークヒロインで新境地”. 映画.com. (2023年2月18日). https://eiga.com/news/20230228/12/ 2023年8月20日閲覧。
- ^ “撮影実績”. つくばみらいフィルムコミッション. 2023年10月22日閲覧。
- ^ “ロケ情報”. いばらきフィルムコミッション. 2023年10月22日閲覧。
- ^ “【撮影実績】映画『リボルバー・リリー』”. 桑名市観光サイト. 2023年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月22日閲覧。
- ^ “東映『リボルバー・リリー』8/11公開!”. ぐんまフィルムコミッション. 2023年10月22日閲覧。
- ^ “ロケ地裾野でトークショー 映画「リボルバー・リリー」行定監督ら”. あなたの静岡新聞. 2023年10月22日閲覧。
- ^ “【鎌倉市】覚園寺がロケ地に!綾瀬はるか主演「リボルバー・リリー」公開中!”. 湘南人 (2023年8月12日). 2023年10月22日閲覧。
- ^ “Go!Go!kidsの羽村仁成、映画初出演 綾瀬はるか主演作でメインキャスト抜てき「ワクワクの気持ちで胸がいっぱい」”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年2月28日). 2023年2月28日閲覧。
- ^ “SixTONESジェシー、綾瀬はるかと映画でアクションに挑戦 キャスト発表会見の盛り上げに一役買う”. ORICON NEWS. オリコン (2023年2月28日). 2023年2月28日閲覧。
- ^ ジェシー(インタビュー)「SixTONESジェシー、冷酷非道な役に「全然違った自分が出せている」 銃撃シーンにも達成感【インタビュー】」『ORICON NEWS』、oricon ME、2023年7月15日。https://www.oricon.co.jp/news/2286800/full/。2023年7月16日閲覧。
- ^ “「リボルバー・リリー」MOROHAのアフロ、麦わら帽子の風鈴屋として出演”. 映画ナタリー. (2023年8月3日). https://natalie.mu/eiga/news/535463 2023年8月10日閲覧。
- ^ 『映画「リボルバー・リリー」は何を撃ち抜くのか?大正・パンデミック・戦争―日本映画の現場を伝える行定勲と80人の闘い』報知新聞社、2023年8月11日、185頁。ISBN 978-4-8319-0177-4。
- ^ “『第47回 日本アカデミー賞』受賞者・作品発表 授賞式司会は羽鳥慎一、岸井ゆきの【コメント全文】”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年1月25日). 2024年8月7日閲覧。
外部リンク
- 『リボルバー・リリー』(長浦京):講談社文庫 - 講談社BOOK倶楽部
- 映画『リボルバー・リリー』公式サイト
- リボルバー・リリー - 東映
- 映画『リボルバー・リリー』 (@revolver_lily) - X(旧Twitter)
- 映画『リボルバー・リリー』 (@revolver_lily) - Instagram
- リボルバー・リリー - allcinema
- リボルバー・リリー - KINENOTE
行定勲監督作品 | |
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1990年代 |
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オムニバス・短編 |
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