上堀駅

曖昧さ回避 この項目では、富山県にある富山地方鉄道上滝線の上堀駅(かみほり)について説明しています。長野県にあった上田丸子電鉄丸子線の上堀駅(うわぼりえき)については「上堀駅 (長野県)」をご覧ください。
上堀駅
駅舎(2013年9月)
かみほり
Kamihori
T62 朝菜町 (0.8 km)
(0.6 km) 小杉 T64
地図
所在地 富山県富山市堀61
北緯36度39分13.3秒 東経137度13分47.1秒 / 北緯36.653694度 東経137.229750度 / 36.653694; 137.229750座標: 北緯36度39分13.3秒 東経137度13分47.1秒 / 北緯36.653694度 東経137.229750度 / 36.653694; 137.229750
駅番号 T63
所属事業者 富山地方鉄道
所属路線 上滝線
キロ程 2.1 km(南富山起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
140人/日(降車客含まず)
-2019年-
乗降人員
-統計年度-
270人/日
-2019年-
開業年月日 1921年大正10年)4月25日[1][2]
備考 無人駅
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上堀駅(かみほりえき)は、富山県富山市堀にある[3]富山地方鉄道上滝線(不二越・上滝線)のである。駅番号T63

歴史

  • 1921年大正10年)4月25日:富山県営鉄道の南富山駅 - 上滝駅間の開業に伴い[4][5]、駅開業[1][2][3]
  • 1943年昭和18年)1月1日:合併に伴い富山地方鉄道が設立[4][5]。同社の立山線の駅となる[4][5]
  • 1969年(昭和44年)4月1日:路線名称の変更に伴い、所属線を上滝線に変更[5][6]
  • 1970年(昭和45年)4月1日:貨物取扱を廃止[2](同年7月1日という情報もある[7])。
  • 2012年平成24年)7月28日:14時40分頃、駅構内に入線してきた電鉄富山行き普通電車が脱線。けが人はなかった[8][9][10]

駅構造

単式ホーム1面1線[11][12]を有する地上駅無人駅である[1][2]。ホームは駅舎側に設置されている[12]。かつては相対式ホームの2面2線で列車交換が行われていたが、現在は駅舎反対側のレールが撤去されホーム跡が残っている[11][12]

駅舎は開業当時から使用されている木造駅舎[3][13]、駅前では駅周辺の住民が花壇を育成している[3]

利用状況

「富山市統計書」によると、2019年度の1日平均乗車人員は140人であった。

近年の1日平均乗車人員は以下の通り。

年度 1日平均
乗車人員
2001年 137
2002年 140
2003年 131
2004年 121
2005年 123
2006年 126
2007年 126
2008年 129
2009年 129
2010年 133
2011年 137
2012年 140
2013年 144
2014年 137
2015年 146
2016年 150
2017年 146
2018年 146
2019年 140

駅周辺

かつては日清紡績富山工場が駅付近にあり、この工場への引込線もあったが、同工場は2006年に閉鎖された。なお、工場跡は田島木材(富山市の住宅建設業)に譲渡され[14]、堀川本郷という住宅街になった[15]。この住宅街にはスーパーマーケットホームセンターなどが建っている。

隣の駅

富山地方鉄道
上滝線(不二越・上滝線)
朝菜町駅 (T62) - 上堀駅 (T63) - 小杉駅 (T64)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 川島 2010, p. 76.
  2. ^ a b c d 寺田 2013, p. 243.
  3. ^ a b c d 杉崎行恭『旅鉄BOOKS 025 木造駅舎紀行200選』山と渓谷社、2020年3月10日、105頁。ISBN 978-4-635-82209-1。 
  4. ^ a b c 朝日 2011, p. 14.
  5. ^ a b c d 寺田 2013, p. 242.
  6. ^ 朝日 2011, p. 15.
  7. ^ 『JR・私鉄全線各駅停車7 北陸・山陰820駅』(190頁)、1993年7月20日、小学館。
  8. ^ “2012年07月28日 - 鉄道事故/鉄道重大インシデントの概要”. 運輸安全委員会. 国土交通省. 2020年12月6日閲覧。
  9. ^ “不備把握も補修せず 昨年7月の富山地鉄脱線 線路幅拡大が原因 運輸安全委が報告書”. 富山新聞. (2021年6月25日). オリジナルの2021年8月15日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210815143601/https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/450357 2021年12月5日閲覧。 
  10. ^ “「三度脱線」の富山地方鉄道に見る、地方私鉄の深刻な事情”. ダイヤモンド・オンライン (2021年7月5日). 2021年12月5日閲覧。
  11. ^ a b 川島 2010, p. 31.
  12. ^ a b c 立野 2017, p. 197.
  13. ^ 立野 2017, p. 196.
  14. ^ “旧富山工場跡地譲渡契約締結に関するお知らせ”. 日清紡 (2007年8月20日). 2022年7月22日閲覧。
  15. ^ “興産部 – 株式会社田島木材”. 株式会社田島木材. 2022年7月22日閲覧。

参考文献

  • 川島令三『【図説】日本の鉄道 中部ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 富山・糸魚川・黒部エリア』講談社、2010年10月20日。ISBN 978-4-06-270067-2。 
  • 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄 19 富山地方鉄道 富山ライトレール・万葉線 黒部峡谷鉄道・北越急行』朝日新聞出版、2011年7月24日。 
  • 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。ISBN 978-4-7770-1336-4。 
  • 立野幸雄『とやま駅物語』富山新聞社、2017年7月20日。ISBN 978-4-8330-2104-3。 

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、上堀駅に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

  • 上堀駅 - 富山地方鉄道
  • 動画で見るニッポンみちしる 上堀駅 - NHKアーカイブス

(稲荷町 - 南富山間 : 不二越線、南富山 - 岩峅寺間 : 上滝線)
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