古城都
こしろ みやこ 古城 都 | |
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本名 | 本郷 都 |
生年月日 | (1942-05-30) 1942年5月30日(82歳) |
出生地 | 蒙古聯合自治政府・晋北政庁(現在の大同市) |
職業 | 歌手・女優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 1967年 - |
活動内容 | 宝塚歌劇団月組主演 |
配偶者 | 本郷功次郎 |
著名な家族 | 本郷壮二郎(次男) |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 | |
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古城 都(こしろ みやこ、1942年5月30日 - )は、宝塚歌劇団・元月組トップスター。本名:本郷 都(ほんごう みやこ)。夫は俳優の本郷功次郎[1]、次男も同じく俳優の本郷壮二郎。
来歴
中国山西省大同市生まれ。大同は雲崗石窟で知られる古都で、芸名の古城はその大同にちなむ。幼少のころ、山西省から引き揚げてきた。1958年、中学卒業時に宝塚音楽学校に受験、合格する。1960年に『春の踊り/ビバ・ピノキオ』[2]で初舞台。宝塚入団時の成績は59人中17位[2]。1961年5月1日[2]、月組配属。
同期に山吹まゆみ、甲にしき(元女優・現在は東京宝塚劇場支配人)、上月晃(女優)、司このみ(振付師)らがおり、月組へ配属される。甲・上月とは3Kと呼ばれた。
1967年2月に退団した内重のぼるの後任として同7月・星合同公演・歌劇団初のブロードウェイミュージカル『オクラホマ!』を上演、古城の役は地味なジャッドだったが、共演の上月晃(星組、カーリー役)、初風諄(ローリー役)、八汐路まり(アド・アニー役)ともども名作を大成功に導く大役を果たした。これ以降、宝塚歌劇団は海外著名ミュージカルの上演に幾度となく取り組み成功させるが、この先鞭をつけたのが古城(と上月)であった。次の『アディオ・アモーレ』で月組主演男役を務める。
1968年には月・雪合同公演『ウエストサイド物語』(初演、トニー役)も成功させ、翌1969年の3月公演(当時は本公演は1か月間)でも月・雪合同公演で再演された。同年11月公演では『嵐が丘』でヒースクリフ役を務める。以後も1970年の八汐路退団・新相手役初風就任を挟み、1971年『ドン・ホセの一生』『人魚姫』、1973年『霧深きエルベのほとり』の大作を次々成功させた。
1973年11月29日[2]に本郷功次郎との結婚のため退団した。最終出演公演の演目は月組公演『秋の宝塚踊り/イフ…』[2]である。『イフ』に「〜さよなら古城都〜」なるサブタイトルが冠された。
本郷との結婚後は出産・育児などにより芸能活動から長く離れていた。その後宝塚音楽学校受験支援・OGイベントへ参加することはあるものの、家庭、受験サポートスタジオの運営を第一としている。
2014年、古巣・宝塚歌劇団創立100周年記念で創設された『宝塚歌劇の殿堂』最初の100人のひとりとして殿堂入りを果たしている[3]。なお、古城とともに前述の3Kと呼ばれた上月・甲もともに殿堂入りを果たしており、3K全員が殿堂入りの栄誉に浴している。
2021年3月、YouTube「古城都チャンネル」を開設した。
宝塚歌劇団時代の舞台
- 花響楽/霧深きエルベのほとり - シュザンヌ 役 (月組、1965年3月6日 - 3月30日、東京宝塚劇場)
- ローレライ/恋天狗(月組、1966年9月2日 - 9月29日、宝塚大劇場)
- 薔薇と太陽/うかれ殿様(月組、1966年12月3日 - 12月26日、宝塚大劇場)
- おーい春風さん/霧深きエルベのほとり - フロリアン 役(月組、1967年1月28日 - 2月28日、宝塚大劇場)
- オクラホマ!(月・星組、1967年7月1日 - 7月30日、宝塚大劇場)
- アディオ・アモーレ/ワンダフル・タウン(月組、1967年10月31日 - 11月30日、宝塚大劇場)
- ハイ・ブライト(月組、1968年1月1日 - 1月30日、宝塚大劇場)
- 牛飼い童子/ラプソディ -ハンガリア物語- - フレンツ 役(月組、1968年4月27日 - 5月30日、宝塚大劇場)
- ウエストサイド物語 - トニー 役(月・雪組、1968年8月1日 - 9月1日、宝塚大劇場)
- ウェストサイド物語(月・雪組、1969年3月1日 - 3月25日、宝塚大劇場)
- 嵐が丘 - ヒースクリフ 役(月組、1969年5月3日 - 5月28日、新宿コマ劇場)
- 怒濤の果て/アリア・イン・ジャズ(月組、1969年7月5日 - 8月5日、宝塚大劇場)
- 纏おけさ/嵐が丘 - ヒースクリフ 役(月組、1969年10月31日 - 11月29日、宝塚大劇場)
- 茨木童子/ヤング・ガイ!(月組、1970年1月1日 - 2月4日、宝塚大劇場)
- タカラヅカEXPO'70 四季の踊り絵巻/ハロー!タカラヅカ(月組、1970年4月15日 - 5月6日、宝塚大劇場)
- 鴎よ波濤を越えて(月組、1970年9月2日 - 9月30日、宝塚大劇場)
- ドン・ホセの一生/タイム・マップ(月組、1971年2月27日 - 3月24日、宝塚大劇場)
- 人魚姫-愛と魂の物語-(月組、1971年7月1日 - 7月29日、宝塚大劇場)
- ゴールド・ヒル/ハレルヤ(月組、1971年12月2日 - 12月26日、宝塚大劇場)
- さらばマドレーヌ/ラ・ロンド -恋人たちの円舞曲-(月組、1972年2月26日 - 3月23日、宝塚大劇場)
- 春の嵐 戊辰凌霜隊始末(1972年4月6日- 4月30日、帝国劇場)
- 蒼き湖/グラン・ソレイユ -ひまわり-(月組、1972年7月29日 - 8月31日、宝塚大劇場)
- 海を渡る武士道 山田長政の恋(1972年10月2日 - 11月28日、帝国劇場)
- 鼓よ空に響け/愛のラプソディ(月組、1973年3月1日 - 3月22日、宝塚大劇場)
- 霧深きエルベのほとり - カール 役/ファニー・フィーリング(月組、1973年5月26日 - 6月28日、宝塚大劇場)
- 秋の宝塚踊り/イフ-さよなら古城都-(月組、1973年9月29日 - 10月30日、宝塚大劇場)
テレビドラマ
- 徳川おんな絵巻 最終話「影のない女」(1971年、KTV) - 小夜姫
- 新・平家物語 (1972年、NHK) - 巴御前
- 忍法かげろう斬り 第17話「おんなを捨てた女」(1972年、KTV) - お光
- 大江戸捜査網III(1973年、東京12チャンネル) - 隠密同心・夕霧
- 火曜サスペンス劇場「乱れからくり ねじ屋敷連続殺人事件」(1982年、NTV / 円谷プロダクション) - 主演・宇内舞子
脚注
外部リンク
- 古城都の部屋
- Youtube「古城都チャンネル」
- 古城都Twitter
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歴代主演男役・主演娘役・組長・副組長の'・・'は先代次代関係なし、'-'は先代次代関係あり。◎マークは現在宝塚歌劇団に在籍している演出家。 |
宝塚歌劇団月組主演男役(1967.5.31? - 1973.11.29?) | |
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天津乙女(1928年〜1933年月組組長、1980年在団のまま死去) ・・ 門田芦子(〜1933年月組組長、1933年〜1937年星組組長、1938年退団) ・・ 小夜福子(1939年からは月組組長も兼任、1942年退団) ・・ 佐保美代子(1944年退団) ・・ 久慈あさみ(1950年退団) ・・ 南悠子(1971年退団) ・・ 故里明美(1959年退団) ・・ 藤里美保(1964年退団) ・・ 内重のぼる(1967年退団) ・・ 古城都(1967年5月31日?〜1973年11月29日?) - 大滝子&榛名由梨(1973年11月30日?〜1975年1月30日) - 大滝子(1975年1月31日〜1976年6月22日) - 榛名由梨(1976年6月23日〜1982年7月31日<1979年〜副組長兼任>、1982年8月1日専科へ組替) - 大地真央(1982年8月1日〜1985年9月1日) - 剣幸(1985年9月2日〜1990年12月26日) - 涼風真世(1990年12月27日〜1993年7月31日) - 天海祐希(1993年8月1日〜1995年12月26日) - 久世星佳(1995年12月27日〜1997年4月30日) - 真琴つばさ(1997年5月1日〜2001年7月2日) - 紫吹淳(2001年7月3日〜2004年3月21日) - 彩輝直(2004年3月22日〜2005年5月22日) - 瀬奈じゅん(2005年5月23日〜2009年12月27日) - 霧矢大夢(2009年12月28日〜2012年4月22日) - 龍真咲(2012年4月23日〜2016年9月4日) - 珠城りょう(2016年9月5日〜2021年8月15日) - 月城かなと(2021年8月16日〜2024年7月7日) - 鳳月杏(2024年7月8日~) | |
'・・'は基本、先代次代関係なし。'-'は先代次代関係あり。 |