岩波全書(いわなみぜんしょ)とは、岩波書店から出版されていた叢書。
概要
1933年12月10日[1]に「もっとも信頼すべき基礎的学術書」を目指して創刊され、438点が刊行された[2]。判型はやや小ぶりのB6判で、刊行当初は箱にはいっていたが、1970年ごろからの新刊、重版書目については箱を使用しないことになった。
この形式で、三笠書房は1930年代に、唯物論研究会の論客を著者に起用して、〈唯物論全書〉(のちに〈三笠全書〉と改名)というシリーズを発刊して対抗した。
2005年より中でも特に評価の高い作品が復刊されている[3]。
脚注
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- ^ 『岩波書店七十年』(1987年3月27日、岩波書店発行)111頁。
- ^ [1]
- ^ “asahi.com: 岩波全書の名著復刊 - BOOK” (2005年7月10日). 2016年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月5日閲覧。