支柱根
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/70/Rhizophara_mucronata.jpg/220px-Rhizophara_mucronata.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/23/%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%A2%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%81%AE%E6%94%AF%E6%9F%B1%E6%A0%B9.jpg/170px-%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%A2%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%81%AE%E6%94%AF%E6%9F%B1%E6%A0%B9.jpg)
支柱根(しちゅうこん)は、木の根の構造の一つ。地表からタコ足状に斜めに根が伸び、木の幹を支える構造を言う。
マングローブや熱帯雨林を構成する樹種に見られる。タコノキは、支柱根をタコの足(触手)に見立てての命名である。身近な植物ではトウモロコシにも見られる。
マングローブを構成するヤエヤマヒルギなどの木は、マングローブ泥とよばれる特殊な泥質土壌に生育するので、地下部では酸素が不足しがちになる。そのため地表に顔を出す呼吸根を発達させるものが多い。ヤエヤマヒルギなどではそれが支柱根の形を取っている。また、潮間帯に生育するためにおこる、波による樹体へのストレスを和らげる働きもあると考えられる。
支柱根は地上部から出るため、気根との区別は難しい。普通は幹や枝から垂れ下がるものが気根で、斜めに出るものが支柱根である。
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