月桂冠
日本の酒造メーカー並びに同社が製造・販売している日本酒の銘柄については「月桂冠 (企業)」をご覧ください。 |
紀元前460 - 450頃 / 紀元前500 - 450頃 / 紀元前420頃
月桂冠(げっけいかん)は、月桂樹の葉の付いた枝をリング状に編んだ冠。葉冠の一種である。月桂樹はギリシア神話における光明神アポローンの霊木として、崇められていた。
解説
古代にはピュティア競技祭など特定の競技会で優勝者に月桂樹やセロリなどで作られた葉冠が授与されており「神聖競技会」として特別視されており、賞金や高価な品物が授与される賞金競技会とは区別されていた[1]。
古代の四大競技祭のうち月桂冠が授与されていたのはデルフォイで行われたピュティア競技祭である[1]。古代オリンピックではオリーブの葉冠(オリーブ冠)が授与された[1]。なお、オリーブの木の幹で作られた葉冠には月桂樹の小枝を飾りに付けたものもある[1]。
ローマ帝国では、闘技会の勝利者にはシュロの小枝が与えられ、卓越した者には月桂冠が与えられた。また、上流階級の女性は結婚式に花冠を使用していた(参照:ローマ帝国時代の服飾#女子の衣装)。
脚注
- ^ a b c d 真田久、宮下憲、嵯峨寿「アテネオリンピック 2004の文化的側面 (<特集 アテネオリンピック・パラリンピック>)」『体育科学系紀要』第28巻、筑波大学体育科学系、2005年3月、129-139頁、CRID 1050282677523573504、hdl:2241/11385、ISSN 03867129、2022年9月16日閲覧。
関連項目
- ゲッケイジュ(月桂樹)
- リース (装飾)
- ダイアデム (冠)
- 桂冠詩人
- チャプレット(英語版)
- コロナ・キーウィカ(英語版) - 市民冠。オークの葉を象った冠
- グラスクラウン(英語版)
- ウィキメディア・コモンズには、Laurel wreath (カテゴリ)に関するメディアがあります。
- ウィクショナリーには、月桂冠の項目があります。
- 表示
- 編集
この項目は、ギリシャの歴史に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています。 |
- 表示
- 編集