権兵衛峠道路
権兵衛峠道路(ごんべえとうげどうろ)は、国道361号の一部を成す道路で、長野県伊那市から同県塩尻市に至る全長約7.6 kmの地域高規格道路である。道路の大半を権兵衛トンネル(4,467 m)が占めている。以前は伊那市川北町(かわきたちょう)から西箕輪与地(にしみのわよち)までの既設道路を「権兵衛街道」と通称していた。この道路によって、夏季には約1時間30分要し、冬期は通行止めとなっていた伊那谷と木曽谷間が、季節を問わず30分で往来する事が可能になった。また、木曽谷地域と東京の間の移動においても、この道路の開通によって所要時間が短縮されるようになり、従来の国道19号・塩尻ICを経由するルートに代わって重要性が増すようになった。開通日の翌日には予想を上回る数(11,358台)の自動車が通行した。
姥神峠道路とともに、地域高規格道路伊那木曽連絡道路の一部を構成する。
概要
- 終点以西、伊那市川北町までの部分も広い車線を持ち走行しやすい。
沿革
- 1991年度 : 長野県施工区間(1.5 km)事業化
- 1993年度 : 建設省(当時)施工区間(6.1 km)事業化
- 1994年 : 着工
- 2003年11月10日 : 権兵衛トンネル貫通
- 2006年2月4日14時 : 開通[1]。
- 2019年10月20日 : 権兵衛トンネル入り口付近で土砂崩落が発生し、通行止め[2]。
主な接続道路
- 姥神峠道路
- 長野県道203号与地辰野線 - 与地交差点にて接続。
- 伊那西部広域農道 - 接続位置は南箕輪村と伊那市の境にある「中の原」交差点。
- 長野県道88号伊那箕輪線 - 伊那市川北町 (沢尻南交差点)にて接続。
関連項目
脚注
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外部リンク
- 国土交通省中部地方整備局飯田国道事務所
- 開通資料
- 長野県庁サイト・権兵衛トンネル開通