築地ワンダーランド

築地ワンダーランド
TSUKIJI WONDERLAND
監督 遠藤尚太郎
製作 大角正
ナレーター Roza Yuri
音楽 Takahiro Kido
配給 松竹メディア事業部
公開 2016年
上映時間 1時間50分
製作国 日本の旗 日本
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築地ワンダーランド(つきじワンダーランド)は、2016年に公開された日本のドキュメンタリー映画である。

あらすじ

1935年に日本橋魚河岸から移転して以来、80年の歴史を有する築地市場。「築地は単に魚を売っているだけではない。仲卸をはじめとする食のプロフェッショナルが介在し、豊富な情報や商品知識を取り扱っているのだ」という視点から、セリの現場や料理人の仕事、食育の様子の取材や開場当時の秘蔵映像を交えて、さまざまな角度から築地を見つめる。撮影期間は2014年3月から2015年6月までの1年4ヶ月間(総撮影日数143日)、総撮影時間602時間。取材人数は仲卸人81人を含む153人に及んだ[1]。遠藤尚太郎にとっては劇場映画初監督作品となる[2]。アメリカのシアトル国際映画祭(英語版)や、スペインのサン・セバスティアン国際映画祭において、キュリナリー・シネマ(食をテーマにした映画)部門に出品されている[3]

出演

築地の語り手として、仲卸人や、大都魚類など卸売業者、築地市場氷販をはじめとする数多くの市場関係者のほか、鮨職人の小野二郎・小野禎一(銀座・すきやばし次郎)、油井隆一(人形町・㐂寿司)、中澤圭二(四谷・すし匠)、齋藤孝司(六本木・鮨さいとう)、長山一夫(新橋・第三春美鮨)、和食料理人の奥田透(銀座小十)、石川秀樹(神楽坂 石かわ)、樋口一人(神宮前 樋口)、道場六三郎(銀座 ろくさん亭)、渡邊浩二(ふぐ料理 浅草みよし)、天ぷら職人の早乙女哲哉(門前仲町・みかわ是山居)、西洋料理人のレネ・レゼペ(コペンハーゲン)、リオネル・ベカ(銀座・ESQUISSE)、鮮魚店店主の神田秀次郎(桜新町・神田屋)、森田釣竿(浦安魚市場)、フードスタイリストの新田亜素美、文化的観点から築地を見つめる見識者として、テオドル・C・ベスター(ハーバード大学文化人類学者)、山本益博(料理評論家)、服部幸應服部栄養専門学校校長)、犬養裕美子(レストランジャーナリスト)、岩村暢子(食と現代家族研究科)がインタビューに応えている。四季のの食材を使った料理の数々も、重要な見どころとなっている[1]

外部リンク

  • 築地ワンダーランド(公式サイト)
  • 築地ワンダーランド (@tsukiji_movie) - X(旧Twitter)

参考文献

  • 築地ワンダーランド 劇場パンフレット

脚注

  1. ^ a b 築地ワンダーランド 劇場パンフレット
  2. ^ 築地ワンダーランド(allcinema)
  3. ^ “映画「築地ワンダーランド」、海外の映画祭に出品”. 日刊水産経済新聞. (2016年5月2日). http://www.suikei.co.jp/%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%80%8C%E7%AF%89%E5%9C%B0%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%80%8D%E3%80%81%E6%B5%B7%E5%A4%96%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB%E7%A5%AD%E3%81%AB%E5%87%BA/ 2016年10月25日閲覧。 
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