Daalaとは、動画圧縮規格の一つで、Xiph.Org FoundationとMozilla Foundationにより共同開発が進められている。Theoraの後継であり、オープンソースの下で開発されるロイヤリティーフリーの動画圧縮規格である。
H.265やVP9といった次世代コーデックを超えることを目標にしている。長年にわたって広く使われている離散コサイン変換(DCT)の使用を避け、重複変換(英語版)(Lapped transform)を用いるのが特徴で、これにより品質向上と特許リスクの低減を見込んでいる[1]。
2017年にAOMedia Video 1(以下AV1)が開発したことに伴い、AV1はDaalaの仕様を組み込んだため、以降の開発は事実上AV1に統合された[2]。
関連項目
外部リンク
- Daala 公式ウェブサイト
- next generation video: Introducing Daala
- Joint Collaborative Team on Video Coding(JCT-VC)
脚注
[脚注の使い方]
- ^ 末岡洋子 (2013年6月24日). “OggやFLACのXiph.orgが新しい動画コーデック「Daala」プロジェクトを発表”. SourceForge.JP Magazine. 2013年6月27日閲覧。
- ^ ザッカメッカ (2017年7月24日). “Huluも続いたオープンメディアフォーマット「AV1」とは”. PRONEWS. 2017年10月30日閲覧。