LGV東連絡線 (仏: LGV Interconnexion Est)はLGV北線とLGV南東線を結ぶフランスの高速鉄道路線である。路線長は102kmである。当路線は、イル・ド・フランスを貫き1994年に開業した。3つの枝線から構成されている。イル・ド・フランス連絡線、パリ相互連絡線と称される場合もある[1]。 3つの枝線は次の通り。
- 西枝線:パリとフランス西部に向かう路線。クーベル分岐点が起点でクレテイユ分岐点が終端。
- 北枝線:フランス北部やロンドン、ブリュッセル方面に向かう路線でヴェマールス (Vémars)分岐点でLGV北線と接続。
- 南枝線:フランス南部に向かう路線でクーベル分岐点からLGV南東線と接続するモアズネイ分岐点が終端。
西と南の枝線はLGV南東線に付け加えられたもので、本当は東連絡線を構成する路線はクーベル・ヴェマールス間の北枝線だけだと言う一部の見方もある。
路線経路
南側 (LGV南東線側)のモアズネイ分岐点から始まりクーベル分岐点 (LGV大西洋線、ルーアン方面へ連絡)を通り北東方向へ進む。トゥルナンの近くでパリ・クロミエ (Coulommiers)線に接続している。さらに北へ行くとマルヌ=ラ=ヴァレ=シェシー駅 (Marne La Valée Chessy)である。RER A4線との乗換駅でもあるこの場所は、ニュータウンであるマルヌ・ラ・ヴァレとディズニーランド・パリへの最寄駅である。クレーユスイリィ (Claye-Souilly)近くのMessyでLGV東ヨーロッパ線と接続する。しばらく行くと、シャルル・ド・ゴール空港駅 (Gare Aéroport Charles-de-Gaulle 2 TGV)に着く。ここではシャルル・ド・ゴール空港 (ロワシー空港)へのアクセスやRER B線への乗換駅となっている。間も無く行くと、ヴェマールスのLGV北線との分岐点に達する。
所要時間
将来計画
ヴィルパリジ・ヴェルマ間のLGV路線に沿って現在郊外線が建設中である。この計画では、パリからシャルル・ド・ゴール空港までのRER B線に代わる旅客サービスであるCDGエクスプレスの運行と西線に連絡したクレイユからモー(Meaux)、マルヌ・ラ・ヴァレ、ムランへの運行などの2つの事案を行うことを可能にする。 その他にも当路線を補う南連絡線の建設計画もある。
参考資料・出典
- 鉄道ファン2007年8月号 世界の高速鉄道 フランスTGV-その1- 144頁 交友社
[脚注の使い方]
- ^ 『鉄道ジャーナル』2007年9月号
|
---|
ブランド名 | | |
---|
車両 | |
---|
高速新線 (LGV) | |
---|
国際共同 | |
---|
その他 | |
---|
インフラ | |
---|
関連企業/団体/人物 | メーカー | |
---|
インフラ | |
---|
運行 | |
---|
デザイン | - ジャック・クーパー(フランス語版)
- ロジェ・タロン(英語版)
- クリスチャン・ラクロワ(英語版)
|
---|
|
---|
事故 | |
---|
* - 登場予定のもの † - 過去に存在したもの |